【どっちを買う?】ジョニ赤とジョニ黒、5つの違いを完全解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

ウイスキーの棚の前で、お馴染みの「ジョニーウォーカー」を手に取ったあなた。「レッドラベル」と「ブラックラベル」、どちらを買うべきか迷っていませんか?「値段は1,500円ほど違うけど、その価格差の理由は?」「味わいはどう違うの?」「いつも飲むハイボールに合うのはどっちだろう?」そんなあなたの疑問、この記事が解決します。

この記事では、両者の最も本質的な違いである「熟成年数」に焦点を当て、それが価格や味わい、おすすめの飲み方にどう影響するのかを、誰にでも分かるように解説します。読み終える頃には、あなたの迷いは消え、「今の自分に合うのはこっちだ!」と自信を持って一本を選べるようになっています。

あなたにぴったりのジョニーウォーカーを見つけましょう。

(この記事は、主にジョニーウォーカーの公式サイトおよび一般的な市場情報(2025年8月時点)を基にしています。店舗や時期によって取扱商品、価格、在庫状況は異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。)

目次

結論:ジョニ赤とジョニ黒の違いは「設計思想」と「味わいの個性」

Whisky Comparison: Red vs. Black

RED LABEL

KEYWORD

  • 若々しくスパイシー
  • ノンエイジ
  • ハイボール特化

RECOMMEND

コスパ重視なあなたへ
毎日の食事と一緒に

BLACK LABEL

KEYWORD

  • 複雑でスモーキー
  • 12年熟成
  • 万能タイプ

RECOMMEND

ウイスキーの奥深さを知りたいあなたへ
週末の贅沢な一杯に

時間がない方のために、まず結論からお伝えします。 ジョニーウォーカーの「レッドラベル(赤)」と「ブラックラベル(黒)」は、同じブランド名を冠しながらも、全く異なる目的のために設計されたウイスキーです 。その最も大きな違いは、  

ブレンドの設計思想と、それに伴う原酒の構成にあり、結果として「味わいの複雑さ」と「スモーキーさの質」に明確な個性が生まれています。

普段の食事と気軽にハイボールを楽しむなら「レッドラベル(赤)」

ハイボールなど、ミキサーと合わせて楽しむことを前提に設計されており、フレッシュな果実味とキレのあるスモーキーさが炭酸との相性抜群です 。そのスパイシーな個性は、ブレンドの核となる「タリスカー」というシングルモルトに由来します 。揚げ物など、日々の食事と気軽に合わせやすいのが魅力です。  

週末にじっくりウイスキーの奥深さを味わうなら「ブラックラベル(黒)」

ストレートやロックでも愉しめるよう、スコットランド各地から集められた12年以上熟成の原酒のみをブレンドした、複雑でなめらかな味わいが特徴です 。ドライフルーツのような甘みとクリーミーな風味が、「カリラ」などの原酒がもたらす上品なピートスモークと調和し、一杯の満足感を格段に上げてくれます。

この違いを理解するだけで、どちらが今のあなたに合っているか、少し見えてきたのではないでしょうか?
ここからは、さらに詳しく両者の違いを深掘りしていきます。

【一覧表】一目でわかる!ジョニーウォーカー赤と黒のスペック比較

まずは基本的なスペックを比較表で見てみましょう。数字やキーワードで比較すると、両者の立ち位置の違いがより明確になります。

Whisky Detailed Comparison Chart
項目
レッドラベル(赤)
ブラックラベル 12年(黒)
参考価格
約1,100円~1,800円
約2,600円~3,200円
熟成年数
ノンエイジ(熟成年数表記なし)
最低12年以上
アルコール度数
40%
40%
味わいの特徴
若々しい麦芽の甘さと青リンゴの爽やかさ。キーモルト「タリスカー」由来の黒胡椒のような快活なスパイスと、ほのかなスモークが全体を引き締めます。
12年熟成による、ビロードのようになめらかな口当たり。バニラやトフィーの甘さに、熟したフルーツの風味。全体を優しく包む、上品で長く続くスモーキーな余韻が特徴です。
香りのキーワード
フレッシュな洋ナシと麦芽の香り。奥に潜むスモーキーな気配とスパイシーな刺激。
豊かなバニラ、ダークフルーツ(レーゾン等)の甘い香り。穏やかなピートスモークと、樽由来の香ばしいオーク香が層をなします。
おすすめの飲み方
ハイボール、カクテルベース。その力強い個性が炭酸やミキサーに負けず、爽快な味わいを生み出します。
ストレート、ロック、ハイボール。複雑な風味をじっくり味わうのに最適。豊かな風味はハイボールにすると一層香りが開きます。

※価格は700mlボトルにおける一般的な市場価格の目安です。購入される店舗や時期により変動します。

▼それぞれの最新価格はこちらでチェック!

ジョニーウォーカー レッドラベルジョニーウォーカー ブラックラベル 12年
気軽なハイボールの定番!少し贅沢なスモーキーハイボールに
[Amazonで見る] [Amazonで見る]

ジョニ赤とジョニ黒、5つの決定的違いを徹底解説

比較表で概要を掴んだところで、ここからはあなたが抱える「なぜ?」「どう違うの?」という疑問に答える形で、5つの決定的な違いを一つずつ詳しく解説していきます。

違い①:価格(なぜ1,500円以上の差があるのか?)

店頭でまず目につくのが、その価格差です。店舗にもよりますが、両者の間には約1,500円から2,000円ほどの価格差があり、ブラックラベルはレッドラベルの約2倍の価格で販売されていることも珍しくありません。

この価格差が生まれる最大の理由は、次に解説する「熟成年数」にあります。ウイスキーは、樽の中で長い時間をかけて熟成させることで、味わいがまろやかになり、複雑な香りが生まれます。当然、長く熟成させるほど、その管理にコストと時間がかかります。

  • ジョニ黒: ブレンドに使われる原酒はすべて12年以上熟成されたもの、というルールがあります。
  • ジョニ赤: 熟成年数の定めがない「ノンエイジ」ですが、スコッチの法律に基づき、最低でも3年以上熟成された原酒が使われています。

つまり、ジョニ黒の価格には、12年という長い熟成期間を経た原酒だけを使うという「こだわり」と「時間的価値」が反映されているのです。この違いが、大きな価格差の根拠となっています。

違い②:熟成年数(ノンエイジ vs 12年熟成がもたらす味の深み)

価格差の理由と直結するのが、この熟成年数です。ウイスキーにおいて熟成年数は、味わいを決定づける非常に重要な要素です。

  • レッドラベル(ノンエイジ)
    熟成年数の表記がないウイスキーを「ノンエイジ」と呼びます。これは「熟成していない」という意味ではなく、スコッチウイスキーの法律で定められた最低3年以上の熟成を経た原酒が使われています。

    年数に縛られないことで、ブレンダーが様々な年代の原酒を自由に組み合わせ、フレッシュでパンチのある味わいを表現できるのが特徴です。この力強さが、ハイボールにしたときに炭酸に負けず、爽快な飲みごたえを生み出します。  
  • ブラックラベル(12年)
    一方、ブラックラベルは「12年もの」です。これは「ブレンドに使われているウイスキーは、すべて最低でも12年以上熟成させたもの」という贅沢な証です。

    12年の歳月は、若い原酒の角を取り、まろやかで深みのある味わいへと変化させます。口に含んだときの滑らかさや、鼻に抜ける香りの複雑さは、この熟成期間の賜物と言えるでしょう。

違い③:味わいと香り(若々しくスパイシーな赤 vs 複雑でスモーキーな黒)

TASTE & AROMA – ウイスキー比較

TASTE & AROMA

ウイスキーの個性的な世界へようこそ

RED LABEL

レッドラベルのボトル
フレッシュ スパイシー フルーティー

香りのヒント

リンゴ

洋ナシ

シナモン

味わいの特徴

フルーティーさ
4/5
スパイシーさ
4/5
甘み
2/5
スモーキーさ
1/5

BLACK LABEL

ブラックラベルのボトル
リッチ スモーキー 複雑な甘み

香りのヒント

燻製の煙

バニラ

レーズン

味わいの特徴

フルーティーさ
3/5
スパイシーさ
2/5
甘み
4/5
スモーキーさ
4/5

熟成年数の違いは、当然ながら味わいと香りに直接現れます。

  • レッドラベル(赤)の味わい
    ひとことで表現するなら「フレッシュ&スパイシー」です。リンゴや洋ナシのようなフルーティーさに加え、ピリッとしたスパイスの刺激が特徴的。味わいはパワフルでストレートなので、炭酸で割るハイボールにすると、その良さが最大限に引き立ちます。
  • ブラックラベル(黒)の味わい
    こちらは「リッチ&スモーキー」。口に含むと、バニラのような甘さ、ドライフルーツのような熟成感が広がります 。そして、その全体を心地よいスモーキーな香りが包み込みます。味わいにいくつもの層があり、飲むたびに違う表情を見せてくれるような複雑さと奥行きが魅力です。

ちなみに、このスモーキーさをさらに強化した「ダブルブラック」というボトルもあります。[ジョニーウォーカー ダブルブラックとの違い]が気になる方は、こちらの比較記事もチェックしてみてください。(作成中)

「ブラックラベル」のその完成度は、国際的なプロたちからも高く評価されています。
例えば、世界的に権威のあるコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード 2017」では、見事に金賞を受賞した実績があるんですよ。(出典:World Whiskies Awards 公式サイトhttps://www.worldwhiskiesawards.com/winner-whisky/gold-medal-23-world-whiskies-awards-2017

違い④:ブレンドの設計思想(使われている原酒の違い)

ジョニーウォーカーは、様々な蒸溜所のウイスキー原酒を混ぜ合わせる「ブレンデッドウイスキー」です。赤と黒では、ブレンドの設計思想そのものが異なります。

  • レッドラベル(赤)
    30〜35種類ほどの原酒がブレンドされていると言われています 。世界で最も飲まれているスコッチウイスキーとして 、いつでもどこでも、どんな飲み方でも楽しめるバランスが追求されています。特にハイボールにしたときの爽快感を重視した設計と言えるかもしれません。
  • ブラックラベル(黒)
    こちらは約40種類もの原酒が使われると言われ、そのすべてが12年以上熟成されたものです 。複雑で奥行きのある味わいと、豊かなスモーキーさを表現することに焦点が当てられています。

    「ブレンドの傑作」とも称され 、スモーキーなウイスキーの聖地であるアイラ島の「カリラ」や、潮風と黒胡椒のスパイシーさが特徴の「タリスカー」といった個性的な原酒が、黒の骨格を形成していると考えられています。

違い⑤:おすすめの飲み方(ハイボールで輝く赤 vs万能な黒)

これまでの違いを踏まえると、それぞれに最適な飲み方が見えてきます。

  • レッドラベル(赤)は「ハイボール」で輝く
    そのスパイシーで力強い味わいは、炭酸で割ることで最高のパフォーマンスを発揮するでしょう 。キレのある爽快なハイボールは、唐揚げや餃子といった脂っこい食事とも相性抜群です。毎日の晩酌パートナーとして、心強い選択肢の一つです。
  • ブラックラベル(黒)は「多様な飲み方で楽しめる」 もちろんハイボールにしても、赤とは一味違う、スモーキーでリッチな味わいが楽しめます。しかし、黒の真価を味わうならぜひロックやストレートも試してみてください。

    氷がゆっくりと溶けることで、あるいは数滴の水を加えることで、隠れていた甘みや香りが徐々に開いていきます。ウイスキーそのものの複雑な味わいをじっくり楽しみたい夜には、最高の相棒になるでしょう。

ハイボールやロック以外にも様々な楽しみ方がありますので、より詳しい[ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方]については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ハイボールで飲み比べ!本当に味は違うのか?

セラーディスカバリー・イメージ

「理屈は分かったけど、ハイボールにしたら本当にそんなに違うの?」と感じているあなたのために、飲み比べた際のレビューをお届けします。

【レッドラベルのハイボール】

グラスに注いだ瞬間から、爽やかないい香りが立ち上ります。一口飲むと、シュワっとした炭酸の刺激と共に、キリッとしたスパイシーさが駆け抜けていく感じ。このキレのあるスパイシーさは、ブレンドの核となるキーモルトの一つ「タリスカー」に由来する個性でもあります。

甘さは控えめで、後味はドライでスッキリしています。まさに「ゴクゴク飲める」という表現がぴったりで、食事の味を邪魔せず、むしろ引き立ててくれるような名脇役です。

【ブラックラベルのハイボール】

こちらはグラスに注ぐと、明らかに違う燻製のような(ピート由来の)スモーキーな香りが漂います。一口飲むと、口当たりが赤よりもまろやか。これは12年以上熟成されたウイスキーだけをブレンドしているこだわりがもたらす円熟味です。炭酸の爽やかさの中に、バニラのような甘みと、奥深いコクがしっかりと感じられます。

飲んだ後に鼻から抜ける、豊かなスモーキーな余韻がたまりません。これは食事と合わせるというより、ハイボールそのものをじっくり味わいたくなる、まさに主役級の一杯です。

【結論】

飲み比べてみると、同じハイボールでもキャラクターが全く違うことがよく分かります。
「爽快感の赤」か、「満足感の黒」か、という違いが明確にありました。

若々しい原酒のスパイシーさを活かしたレッドラベルと、長い熟成時間を経て多様な原酒が織りなす複雑な味わいのブラックラベル。それぞれの設計思想の違いが、これほどまでにハイボールの個性に表れるというのは、非常に興味深い発見でした。

最終結論:結局どっちを買うべき?あなたへのおすすめはコレ!

ウイスキー おすすめフローチャート
ウイスキーをどう楽しみたい?
飲むのは主にハイボール?
YES
飲むシーンは?
平日の食事と気軽に
重視するのはどっち?
爽快感とコスパ
レッドラベル
深みと満足感
ブラックラベル
週末にじっくりと
味わいを重視するなら
ブラックラベル
NO (ロックなども)
本格的な味わいには
じっくり楽しむなら
ブラックラベル

さて、様々な角度からジョニ赤とジョニ黒の違いを解説してきました。これまでの情報を基に、あなたがどちらを選ぶべきか、最終的なご提案をします。

こんなあなたには「レッドラベル」がおすすめ!

  • ウイスキーは基本的にハイボールでしか飲まない
  • 毎日の晩酌で、食事と一緒に気軽に楽しみたい
  • コストパフォーマンスを重視している
  • 甘さ控えめで、弾けるようなスパイス感と爽快なスモーキーさが好き  

平日の夜、今日の頑張りをねぎらう一杯として、レッドラベルのハイボールは最高の選択の一つです。若々しい原酒由来の力強い味わいは、炭酸で割ることでその真価を発揮します。まずは手頃な赤からジョニーウォーカーの世界に足を踏み入れてみるのは、素晴らしい選択と言えるでしょう。

若々しくスパイシーな味わいは、炭酸で割ることで最高の爽快感を生み出します。毎日の食事と気軽に合わせられる、コストパフォーマンス抜群の一本です
コチラ➡[Amazonで在庫をチェック]

こんなあなたには「ブラックラベル」がおすすめ!

  • 週末くらいは、少し贅沢な気分でウイスキーを味わいたい
  • ハイボールだけでなく、ロックなど他の飲み方にも挑戦してみたい
  • ウイスキーの持つ、バランスの取れたスモーキーさや多層的な味わいに興味がある  
  • 「とりあえず」ではなく、味の違いが分かる一本を選びたい

「せっかくなら、ちょっといいウイスキーを」と考えている今のあなたにこそ、ブラックラベルはぴったりです。1,000円強の価格差は、使用されるすべての原酒が最低12年以上熟成されたことによる滑らかで深い味わいを考えれば、決して高くない投資になるはずです。きっと、「ウイスキーってこんなに奥が深いんだ!」という新しい発見が待っていますよ。

12年熟成が生み出す複雑でスモーキーな味わい。ハイボールはもちろん、ロックでじっくり楽しむのもおすすめです。
コチラ➡[Amazonで在庫をチェック]

まとめ:あなただけの一本を選ぼう

ジョニ赤とジョニ黒、どちらを選ぶか、もう心は決まりましたか? この記事で解説してきた通り、両者の違いは非常に明確です。

  • 気軽に楽しむハイボールなら: 若々しくスパイシーな**「レッドラベル」**
  • じっくり味わう豊かな一杯なら: 12年熟成の深みとスモーキーさが魅力の**「ブラックラベル」**

大切なのは「今日のあなたが、どんな気分で、どう飲みたいか」です。 もし、ステップアップの第一歩として違いを明確に感じてみたいなら、今回は少しだけ贅沢をして「ブラックラベル」から試してみてはいかがでしょうか。その一口が、あなたのウイスキーの世界をきっと大きく広げてくれるはずです。

もちろん、まずは王道のハイボールを極めるために「レッドラベル」を選ぶのも素晴らしい選択です。

今回は赤と黒に絞って解説しましたが、ジョニーウォーカーには他にもたくさんの種類があります。全体像を知りたい方は、[ジョニーウォーカーのおすすめ銘柄をまとめたこちらの記事]も、ぜひご覧ください。(作成中)

どちらを選んでも、そこからあなたの新しいウイスキーライフが始まります。 自信を持ってあなたにぴったりの一本を選んでみてください!

、今日の気分であなただけの一本を選んでみよう!

気軽に楽しむならじっくり味わうなら
ジョニーウォーカー レッドラベルジョニーウォーカー ブラックラベル 12年
(レッドラベルの商品画像)(ブラックラベルの商品画像)
毎日の食事と楽しむ、爽快なハイボールの相棒!週末に楽しむ、リッチでスモーキーな一杯。
[Amazonで価格をチェック][Amazonで価格をチェック]
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

目次